オープンな家づくり
Open System

豊かな空間とは

豊かな空間とは

豊かな住まいとは、経済的に豊かなこととは違います。
住みかとしての基本中の基本 「守られている」と感じるか
仕事から、学校から、旅から帰ってきて
「やっぱり自分の家は気持ちいいね」と思えるか、
これが、豊かな空間のある家だと考えています。
建物の大きさ仕上げの豪華さでなく、普段の生活が安心で楽しくできる家を提案しています。

高田建築設計室として建築設計に長年携わって25年余りが経ちます。開設当時から比べれば随分と便利に進歩した世の中になりました。しかし、我々が住む住宅の間取りはあまり変わっていないような気がします。住宅メーカーや住宅会社が考えた、なるべく多くの人に受け入れられる間取りや住宅プランから提示された標準的な家が多く建てられているように思います。

標準的な家ってあるのだろうか?

標準的な家ってあるのだろうか?

家族のライフスタイルに合わせた住まい方が、その家族にとって一番住みやすい家のはずです。

  • アウトドアが好きだからバーベキュウが出来るウッドデッキが欲ほしい。
  • 本が好きだからいつでも本が手に取れるようにしたい。
  • 吹き抜けの天井が欲しい。
  • リゾートホテルのような落ち着いた部屋が欲しい。
  • 車が好きだから車いじりが出来るガレージ付きが良い。
  • 自然素材が好きだから、木をいっぱい使った部屋にしたい。

等々、大きなコストを掛けずに、僅かな工夫で出来る事が沢山あります。
建築主が、ご自身の家に何を期待しているのか、また家族構成、年齢等を考慮しこれからの住まい方はどう変化していくのかを考え形にしていけば、その完成した家はその家族のための個性的な形になるはずです。

建築主が参加することが大切

建築主が参加することが大切

ご自身の家を建てるには、そこに建築主であるご自身が「家造りの過程」に参加することが大切です。建築主の要望を理解し、それを最大限に取り入れてくれる設計者と、適正な価格で面倒見の良い施工者をぜひ見つけて下さい。
そして、家を造るための時間をみんなで共有することです。
関わる時間が長いほど良好な人間関係が生まれます。作業工程の各場面ごとに建築主が加わることで、建築主の意図が現場に伝わり、建築主の顔が見える形で作業がされることになります。そうすれば建築主のためにこの家を建設している意識が各職人さんに生まれ、トラブルもなくなります。

オープンな家造り

オープンな家造り

初めて家を建てる建築主にとっては、「家造りの過程」も分からないことが多いことでしょう。
見積もりはプロでも分からない部分があり、細かく説明もされていないのが現状です。
材料の選択、仕上げの色は2−3種類から選びなさいと言われ、その他の物は見せてもらえない事もあります。
間取りの打ち合わせは平面図と立面図だけを見せられて、如何ですかと判断を求められます。
しかし、大半の建築主は立体的、現実の物として想像できていません。現場で形になってから初めて「はー、こうなるんですね。」となります。これでは、建築主の意図に反して施工者とどこかで思い違いのトラブルが生じる可能性が極めて高いと思います。

高田建築設計室では家造りはなるべくオープンにしています。見積もりの透明性、使用材料はできる限りの情報を提供して、その中から適切なものを建築主と決めています。
設計趣旨を十分に説明して、3次元パース、模型等を使って理解を深めて頂いています。また、メリットとリスクは必ずお話しています。何かを隠していると、どこかで破綻します。精神的時間的なロス、お金のロスが生じます。
できるだけ分からない部分をを無くし、家造りの過程をオープンにすることによって、家造りがスムーズに進めば、余分な工事も無くなりローコストにつながります。何といっても精神的に気持ちよく完成を迎え、アフターサービスも快く受けることができるんです。

家もデザインしよう

家もデザインしよう

デザインと言えば、洋服のモード、家具、クルマ等を頭に思い浮かべる方が多いでしょう。またそのデザインの善し悪しには関心が高いと思います。ディティールにもこだわるでしょう。
しかし、家となるとお任せな部分が多いと感じます。全体的なプロポーションは任せた設計者に委ねるべきだと思いますが、やなり、一生で一番高価な買い物ですから、建築主もデザインに参加しましょう。そうすることで、建築主であるご自身の家を造っているという実感に繋がります。
毎日の生活はこうしたい、休日はどう過ごしたいか、将来の生活変化はどうかを考え、それに沿った家を設計するのもデザインです。間取りや建物の構造計画に影響します。

もう敷地に規格住宅を無理矢理はめ込むのはやめましょう。
敷地にはそれぞれ条件があります。太陽の位置、風の通り方、隣の家の位置、周りの家並みも考慮します。家は一つ一つに個性があるのが当たり前です。
良いデザインの家に住むことは、良いデザインの服を着た着心地&満足感に似ているかもしれません。高田建築設計室はそんな「ご自身が住みたい家のデザイン」をお手伝いするプロのパートナーとして家造りに関わらせていただきます。